家を売る手順は、①相場確認と査定、②不動産会社選び、③売出価格の決定、④内覧・交渉、⑤売買契約、⑥決済・引き渡し、⑦確定申告の7ステップです。初心者は査定額の高さだけで判断せず、売れる根拠や建物状態、価格戦略を重視することで、安売りや長期化といった失敗を防げます。

家を売る手順を初心者向けに解説|不動産売却の流れと全体像が一気にわかる

「家を売りたいけれど、何から始めればいいのかわからない」
これは、私がこれまで800件以上の売却相談を受けてきた中で、最も多い悩みです。

不動産売却は人生で何度も経験するものではありません。
だからこそ初心者の方は、

  • 失敗したくない
  • 安く売ってしまわないか不安
  • 手続きや税金が難しそう

と感じるのは当然です。

結論から言うと、家を売る手順そのものはシンプルです。
ただし、各ステップでの「判断」を間違えると、
・売れない
・値下げが続く
・トラブルになる
といった結果につながります。

この記事では、不動産売却の流れを7ステップで整理し、
初心者がつまずきやすいポイントを先回りして解説します。


家を売る手順は全部で7ステップ【まずは全体像を把握】

不動産売却の流れは、次の7ステップです。

  1. 相場を知る・不動産査定を受ける
  2. 不動産会社を選ぶ(媒介契約)
  3. 売出価格を決めて販売開始
  4. 内覧対応・条件交渉
  5. 売買契約の締結
  6. 残代金決済・引き渡し
  7. 確定申告・税金の手続き

初心者の方は、**細かい知識よりも「今どの段階にいるのか」**を把握することが重要です。


ステップ① 家を売る前に必ずやること|相場確認と不動産査定

不動産売却は「相場を知る」ことから始まる

家を売ると決めたら、最初にやるべきことは
「いくらで売れそうか」を感覚ではなく相場で知ることです。

  • 近隣で実際に売れた価格
  • 売り出し中の競合物件
  • 築年数・立地・建物状態

これらを踏まえて、不動産会社が査定額を算出します。

机上査定と訪問査定の違い【初心者が迷うポイント】

  • 机上査定:住所や面積などのデータのみ。早いが精度は低め
  • 訪問査定:現地確認あり。売却を前提にするなら必須

本気で売るなら、訪問査定を受けないまま進めるのはNGです。

査定額=売れる価格ではない理由(建築士の視点)

査定額が高い=高く売れる、ではありません。
建物の劣化状況や修繕履歴を見ずに出された高額査定は、
販売開始後に値下げになるケースが非常に多いです。


ステップ② 不動産会社の選び方|媒介契約で結果が8割決まる

一般・専任・専属専任媒介の違いをわかりやすく解説

  • 一般媒介:複数社に依頼可能
  • 専任媒介:1社のみ。報告義務あり
  • 専属専任媒介:最も拘束が強い

初心者には、専任媒介を基本に検討するケースが多いです。

「大手か地元か」より重要なチェックポイント

重要なのは会社の規模ではなく、

  • 売却戦略を具体的に説明できるか
  • デメリットも正直に話すか
  • 連絡・報告が丁寧か

です。

初心者がやりがちなNGな不動産会社選び

「一番高い査定額を出した会社」に決める
失敗パターンの代表例です。


ステップ③ 売出価格の決め方|高く出せばいいわけではない

売出価格・成約価格・査定価格の違い

  • 査定価格:目安
  • 売出価格:戦略
  • 成約価格:結果

この違いを理解していないと、売却が長期化します。

売却が長引く家に共通する価格設定ミス

  • 相場より明らかに高い
  • 値下げのタイミングが遅い

市場は「最初の2〜4週間」が最も反応します。


ステップ④ 内覧対応と交渉|売主がやるべき準備とは

内覧前にやっておくべき最低限の準備チェックリスト

  • 室内の整理整頓
  • 水回りの清掃
  • 不具合の事前説明

建物の状態説明が価格交渉を左右する理由

隠すより、先に伝えた方が値引きは小さく済む
これは建築士として断言できます。


ステップ⑤ 売買契約で注意すべきポイント【トラブル回避】

売買契約の流れと必要書類

  • 重要事項説明
  • 売買契約書締結
  • 手付金受領

契約不適合責任で揉めないために

売主が知らなかった不具合でも、責任を問われる場合があります。
事前整理が極めて重要です。


ステップ⑥ 残代金決済と引き渡し|当日の流れを把握しよう

  • 残代金受領
  • 抵当権抹消
  • 鍵の引き渡し

通常は平日の銀行で行われます。


ステップ⑦ 不動産売却後の確定申告と税金

家を売ったら確定申告は必要?

利益が出た場合、原則必要です。

3000万円特別控除とは?

一定条件を満たせば、譲渡所得から3000万円まで非課税になります。


初心者が家を売るときによくある失敗と対策

  • 査定額だけで会社を選ぶ
  • 建物の不具合を後回し
  • 売却期限を決めていない

これらはすべて、事前整理で防げます


まとめ|家を売る手順を理解すれば、不動産売却は怖くない

家を売る手順は複雑に見えて、
流れを理解すればやるべきことは明確です。

ただし、
「あなたの家の場合、どこがリスクか」は物件ごとに違います。

もし

  • 何から手をつけるべきか整理したい
  • 失敗しない売却計画を立てたい

そう感じたら、早い段階で専門家に相談することが、結果的に一番の近道です。

よくある質問(初心者向けFAQ)|家を売る手順で多い疑問

Q1. 家を売るには、まず何から始めればいいですか?

A. まずは不動産の相場を知り、査定を受けることから始めます。
相場を知らないまま動くと、安く売ってしまったり、高すぎて売れない原因になります。
最初は机上査定で目安を掴み、本格的に売却するなら訪問査定まで受けるのが基本です。


Q2. 不動産売却にはどれくらいの期間がかかりますか?

A. 査定から引き渡しまで、平均3〜6か月が目安です。
価格設定や市場状況によって前後します。
「いつまでに売りたいか」を最初に決めておくことが重要です。


Q3. 査定額が一番高い不動産会社を選ぶべきですか?

A. いいえ。査定額の高さだけで選ぶのは危険です。
売れる根拠や販売戦略、建物の弱点まで説明してくれる会社を選ぶ方が、結果的に高く・早く売れます。


Q4. 家を売るときにかかる費用はどれくらいですか?

A. 売却価格の3〜6%前後が目安です。
主に仲介手数料、印紙税、抵当権抹消費用、譲渡所得税(利益が出た場合)などがかかります。


Q5. 古い家や不具合がある家でも売れますか?

A. 売れます。ただし事前の整理と説明が重要です。
不具合を隠すとトラブルや大幅な値引きにつながります。
先に説明することで、交渉がスムーズになるケースが多いです。


Q6. 家を売ったら必ず確定申告が必要ですか?

A. 利益(譲渡所得)が出た場合は原則必要です。
マイホームであれば、3000万円特別控除が使えるケースも多いため、条件確認が重要です。


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