― 神奈川県藤沢市在住・佐知子さん(仮名)42歳
離婚しても、この家だけは残したかった。でもそれが一番の足かせだった
夫との関係が冷え切ったのは、もう3年も前のことでした。些細なことで口論が絶えず、気づけば会話もなくなり、最終的には「離婚しよう」という言葉が自然と出てくるようになっていました。お互いが納得しての離婚。それ自体には大きな衝突はなかったんです。
でも、問題は「家」でした。
子どもとの生活を守るためにも、私はこの家に住み続けたいと思っていました。だけど現実は厳しく、住宅ローンは夫の名義で残り12年。私一人の収入ではローンを引き継ぐことも、住み続けることもできない。それなのに「売る」という選択肢を受け入れたくなくて、ずっと決断を先延ばしにしていたんです。
✅ ゆうきプランナーの補足

離婚にともなう住宅の扱いで、いちばん多いのが「住みたいけど住めない」「売りたいけど踏み切れない」という葛藤です。
特に、お子さんがいらっしゃる方は「環境を変えたくない」「せめて住まいだけは守りたい」と思うもの。でも、住宅ローンの現実や収入とのバランスが合わなければ、その家が“心の拠り所”ではなく“心の負担”になってしまうこともあるんです。
佐知子さんのように、まずは「気持ち」と「お金」の両面から冷静に現実を見つめ直すことが、最初のステップになります。
感情と実務が絡む不動産問題こそ、第三者のサポートが力になります。何も決まっていなくても大丈夫。「今の状況を聞いてほしい」だけでも、一度話してみると心が整理されますよ。
✅ 家に住宅ローンが残っていても売却できる?名義やオーバーローンの不安がある方へ
→ 離婚で家を売ると決めたら最初に考えるべきこと(住宅ローン・名義の不安に対応)
一歩踏み出せたのは、味方になってくれる人と出会えたから
「このままでは前に進めない」。ようやくそう思えたのは、離婚届を提出して数日経った頃でした。
ネットで検索していたときに、三井のリハウスの「離婚時の売却相談」の文字が目にとまり、恐るおそる問い合わせフォームに入力。すぐに地元の店舗から連絡があり、女性の担当者が家まで来てくれました。
その方は、売却の話をする前にまず私の気持ちを聞いてくれました。「不安ですよね」「無理に売る必要はありません」と言ってくれた一言が、とてもありがたかったです。
そして何より、「急がず一緒に整理していきましょう」と言われたとき、「ようやく味方ができた」と思えたんです。

「相談してよかった」と言っていただく方の多くが、実は“売却の知識”よりも“安心感”を求めて連絡をくださっています。
特に離婚の局面では、不動産は単なる資産ではなく、感情の象徴でもあります。「もう二度と誰かに任せたくない」と思う方も多いでしょう。だからこそ、最初に「話をきちんと聞いてくれる担当者」に出会えるかどうかは、売却の成功そのものを左右すると言っても過言ではありません。
三井のリハウスでは、離婚・相続・空き家など、特別な背景を持つ物件の売却にも慣れており、感情的な整理まで含めた丁寧な対応が評価されています。
“プロに任せる”のではなく、“一緒に考えてくれる人を見つける”という視点で選ぶと、失敗しませんよ。
✅ 仲介と買取、どちらが離婚後の売却に向いている?信頼できる担当者選びのコツも紹介
→ 仲介と買取、離婚時の家売却に向いているのはどっち?
売却活動は想像よりもスムーズに進んでいった
「まずは査定から始めましょう」と言われて、2週間後には3組の内覧が入りました。
戸建ての状態も良く、近くに学校や公園がある立地だったこともあり、思った以上に早く話が進み、3ヶ月後には売却が成立。1,580万円で売れ、住宅ローンの残債約1,470万円も完済できました。
司法書士さんが同席してくれたおかげで、抵当権の抹消もスムーズ。売却後の税金についても簡単に説明があり、「3,000万円控除が使えますよ」と言ってもらえたことで、大きな不安が消えました。
何より、元夫との連絡を極力せずに済んだのが、私にとってはとても大きな救いでした。

売却は「始める前が一番怖い」ものです。動き出してみれば、想像以上にあっけなくスムーズに進むことも多々あります。
でもそのためには、信頼できる人と一緒に段取りを整えて進めるという準備が必要です。
司法書士や税理士、不動産会社の担当者がしっかり連携できるかどうか、これは売却を“納得して終えられるか”に直結します。
特に離婚後の売却では、「相手と連絡を取りたくない」「名義やローンの扱いが複雑」というケースが多いですが、そうした背景にも配慮しながら進めてくれる会社に任せれば、ちゃんと最後までたどり着けます。
✅ 売却後の清算や税金申告に不安がある方はこちら。共有名義や譲渡所得にも対応
→ 離婚で家を売ったあとに必要な手続きと税金対応まとめ【住宅ローン・共有名義にも対応】
手放すことが、こんなに気持ちを楽にしてくれるとは思いませんでした
引越しをして半年。今は2LDKのマンションで、小学生の娘と静かな暮らしをしています。
正直、家自体は前よりずっと小さくなりました。でも、窓から差し込む朝日や、娘と一緒に作る夕食のにおいが、毎日を優しく包んでくれる気がします。
売却がすべてを解決してくれるわけじゃない。でも、手放すことで前に進めることもある。
今の私は、そう実感しています。

「売ったからこそ気づけた」「手放したことで得られた」――。そう話してくださる方が、本当にたくさんいらっしゃいます。
“家を失う”ことが“幸せを失う”ことではないんです。むしろ、本当の安心は“家”より“心の状態”から生まれることを、皆さん実感されるんですよね。
特に女性の方は、「子どものために」「生活を守るために」と背負うものが多く、ご自身の気持ちを後回しにしがちです。でも、自分の気持ちが整ってこそ、周りの人を守れるんです。
だからこそ、「売る or 売らない」ではなく、「今の自分にとって一番楽になれる選択は何か?」を軸にして考えてみてください。
“この家をどうするか”で止まっているあなたへ
手放すことは、終わりじゃない。あたらしい日常のはじまりかもしれません。
✅ 三井のリハウスに無料で相談してみる